03 タイラバ・一つテンヤ
タイラバは鉛の疑似餌を底まで落としてただ巻きする釣り方、一つテンヤはエビ餌をテンヤ仕掛に付けて誘う釣りです。◆タイラバ
・タイラバは鉛の疑似餌を底まで落としてただ巻きする釣り方です。・沖の釣場は水深80m前後が多く、釣れる魚種も多彩です。(マダイ・レンコ・アマダイ・イトヨリ・ホウボウ・根魚など)
・竿・リールはタイラバ用のロッド1.8~2.1m、ベイトリールにPEライン0.8~1号200m巻きます。リーダーは3~5号とします。
・タイラバは80~120gを潮の流れによって使い分けましょう。
・活きエビを使用するエビラバは海底近くの魚種に反応が良く、当りは頻繁に出ます。
・大型のマダイはベイトを求めて中層まで行動範囲を広げている事も多く、とにかく諦めずに繰り返し巻き続けることが重要です。
◆一つテンヤ
【タックルと仕掛け】※参照:ヤマリアホームページ・繊細なティップ(竿先)を持つスピニングタックルと極細のPEラインという、まるで陸からの釣りのようなライトタックルを使う釣りです。 これは5~10号という軽量のテンヤ使うがゆえに考え出されたタックルバランスです。
・ロッドは2.1~2.4m前後で、7:3調子、ルアー釣りに近い釣りのため、手持ちのルアータックルも流用できます。リールは2500~3000番で、ドラグ性能の高いものがあれば望ましいです。
・道糸はPEラインの0.6~0.8号を200m、リーダーはフロロカーボンの2~2.5号4~5mが基本です。
・一つテンヤは深場でもできる限り軽いオモリを使います。北九州周辺では8~15号の重さがメインです。(重さは水深10メートル=2号が目安)重すぎるテンヤはNGです。底が取れるか取れないか、ぎりぎりの重さのテンヤを使います。
【釣り方】
・テンヤを投入したら、スプールをごく軽く指で押さえながら仕掛けをフォールさせます。この指で押さえることをサミングと呼び、フォール中のアタリや着底を分かりやすくしてくれます。
・潮が速くラインが流されるときは投入したテンヤがなるべく速く落ちるように※1フリーフォールさせます。
※1:リールのベールを戻さずフリーにラインが出ていく状態にし、テンヤの重さのみで落としていく
・着底すると、直線で落ちていく道糸がフッと緩みます。着底を見逃すと根掛かりの原因になりますからラインに集中します。
・着底したらリールのベールを戻して糸フケを取り、竿先を軽くあおります。10秒程度待ち、アタリがなければ、水面から45度の角度になるようにゆっくり竿をシャクってテンヤを持ち上げ、シャクったらロッド位置を戻し、そのままフリーフォールでラインが張るまで落とし込みます。
糸を出して着底させる必要はなく、そのままのタナでテンヤを上下させてアタリを待ちます。
・同じ場所で上げ下げしていても潮流によって仕掛けは流されていき、底からかなり上の層を探ることになります。道糸の角度が45度くらいになったら仕掛けを上げ、エサのチェックをして入れ直します。
・手前に潮が流れてくる場合はそのまま落とし込むと船下に入ってしまうので、潮上にキャストして広い範囲を流せるように調整します。
・底付近を探ってもアタリがないとき、またフォール中に中層でアタリが頻発するようなときはタナを上げてみます。まずは着底させ、リールを巻いて狙いのタナまで上げ、あとは同様にシャクリと落とし込みを繰り返していきます。アタリがない場合でも時々タナを上げて探ってみるとよいでしょう。
・アタリは様々で、コンコンと小さなものや、ときには竿先を引きずり込まれるように明確に出る場合もあります。アタリがあったら即アワセが基本です。フォール中はラインにアタリが出ることもあります。着底していないのにラインが急に止まったり、フワッと糸フケができたりする。竿に出るアタリより分かりにくいので、少しでも違和感を覚えたらすぐにアワセを入れます。ゆっくりと竿をあおり、グッと竿が重くなった瞬間にロッドは立てたままリールの速巻きでアワセます。ラインテンションが緩みそうになったら速く巻き取り、また走り出したら、リールを巻かずに竿で溜め、そのまま走らせる、この繰り返しで手前に寄せタモ入れします。サイズに関わらずそのままゴリ巻き※2が基本です。ポンピング※3はバレやすいので厳禁です。
※2竿を一定の角度に保ちリールを巻くこと ※2:竿を立て、竿を倒しながらリールのハンドルを巻くことを繰り返す巻き上げ方法。
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